はじめに
3回にわたって記事にしている【4桁7セグメントタイマー】の最終回になります。プログラムに関しては前回の記事の内容をそのまま使用していますので、参照をお願いいたします。
今回の内容としては、実装編として【回路図作成】【基板に部品実装】【動作確認】です。
では、早速どうぞ。
回路図
フリスクケースに収めるために駆動電源はコイン電池(CR2032)の3Vを使用します。そして制御用のIC(ATtiny13)のPin配は以下のようになっております。(PB4, PB5は接続無しです。)
- PB0:DIO(TM1630)
- PB1:プッシュスイッチ(プルアップ)
- PB2:CLK(TM1630)
- PB3:STB(TM1630)
TM1630の配線は右の桁からGRID1,2,3,4としており、セグメントの接続はAからSEG2,3,4・・・・としております。TM1630の通信線には100pFのノイズ低減用のセラコンを取り付けておりますが、最悪、無くても動きます。
実装
■材料
1 | フリスクケース | 7 | タクトスイッチ |
2 | ユニバーサル基板 | 8 | スライドスイッチ |
3 | 4桁7セグLED表示機 | 9 | CR2023ケース |
4 | TM1630 | 10 | 10kΩ抵抗×3 |
5 | ATtiny13 | 11 | 100pFセラコン×3 |
6 | Dip_ICソケット(ATtiny13用) |
■組み立て手順
1.ケースの仕切り削除(ケース)
2.タクトスイッチの穴加工(ケース)
3.タクトスイッチの逃げ切り欠き(フタ)
4.表示板の切り抜き(フタ)
5.部品実装半田付け(はんだ面が汚すぎて見せられません、、、)
ポイント)表示板の切り抜きはホットナイフもしくはリューターで切った方がきれいになる思われます。画像ではカッターで無理やり切ったので雑になっています。
動作確認
組み立てが終わりましたら早速動作確認をしてみましょう。スライドスイッチで電源ONです。
タクトスイッチの単押しでストップ、長押しでリセットですが、一つ問題があります。それは、リセットした瞬間にカウント開始されてしまうので、リセットしたら一時停止状態維持して開始するには単押しするなどの制御にした方がいいと思いました(時間があればコードの改良します)。
最後に
三回にわたってフリスクタイマーの作成を行ってきました。これを作るのに一番てこずったのはタクトスイッチの単押しと長押しで機能を切り替えるところですね。それ以外は単純な割り込み制御でのカウントや表示機への数値表示だけなので作成難易度はそこまで高くないと思います。
あとは、フリスクケースの加工のセンスがなかったので少々ケースが浮いていますが、半田付けや部品の逃げの切り欠きなどを上手に作れればもう少し見栄えが良くなると思います。
では、今回はこんなとこで!
ではでは~
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